以前、紹介したSTM32F103VET6 miniボードと似ているのだけど、こちらは大きいバージョンといったところか。それほど大きさが違うわけでも無いのだけど、ピンが2列で両サイドに配置されているのでこちらの方が扱いやすいかも。また、Blue Pillの兄弟機という感じのようで、Blue PillのMCUをVET6にしたら大きくなりましたという感じ。
ボードとしてのスペックとしては、
- LEDは電源用とユーザー用の2つ。ユーザー用はBlue Pillと同じPC13。
- RTC用のクリスタル搭載。電池は無し。
- スイッチはResetのみ。
- モード切替はジャンパピン。
主な違いとしては、AT24C08という8kBのI2CのEEPROMが搭載さている。(I2Cアドレスは固定)
STM32は内部FLASHにプログラムからデータを書き込むことができますが、読み書き回数に寿命があるので、外付けEEPROMがあるのは良いかもしれません。
MCUのスペックとしては、
- 動作クロック 72MHz
- FLASH 512kB
- RAM 64kB
といったところ。FlashとRAMがC8T6(Blue Pill)より多いのはありがたい。
他にも、I2S、DAが付いていたりタイマーの数も多いなど、ピン数(100ピン)が増えているため機能も増えている。個人的にはほぼ同スペックでピン数が少ないRET6の方(vcc-gnd.com製ではない)がコスパが良いかなと思っていますが。
回路図はこんな感じ。
より詳細な情報は、ここにあります。
http://www.vcc-gnd.com/cp/stm32hxb/stm32f1xxhexinban/
STM32F103VET6核心板硬件资料.rarというファイル。
STM32duino Bootloaderをインストールすればlibmapleコアを利用したArduino化が可能です。
libmapleコアでこのボード(MCU)もターゲットに出てきます。
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