ST Microelectronics純正のNUCLEO-64ボード。64は64bitじゃなくて64pinのことかと。
かなり色々なMCUに対応しているのですが、これはSTM32L476RGT6が載っています。
ARM Cortex−M4シリースで、
CPU:80MHz
Flash:1MB
SRAM:128MB
というそここそこなスペック。
本家の情報はここ↓
http://www.st.com/ja/evaluation-tools/nucleo-l476rg.html
秋月電子の販売ページは↓
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10177/

Cortex-M4といえばこのブログではF407が多いけど系統としては同じ。LはUltra-Low Power、4はCoretex-M4、76はUSB OTG and LCDということらしいです。NUCLEO-64の中ではハイスペックな方です。クロックだけならもっと早いボードはありますが、対応ペリファレルとしては多いほうかと。

ちなみにNUCLEOシリーズは、Arduino互換のピン配置を持ち、ST-LINK2内蔵し、mbed対応ということのようです。STのボードには、いろいろな機能を持つDiscoveryというシリーズは以前から有名ですが、Nucleoシリーズは今時の開発環境とかに向けたものかつMCUそのものをシンプルに試せるようにということかなと。

ピン配置などはmbedのページがわかりやすいかな。
https://os.mbed.com/platforms/ST-Nucleo-L476RG/

Arduino互換のピン配置を持つということはArduinoのシールドが使えるということですが、32ビットマイコン系は3.3Vの場合が多く、必ずしも5Vトレラントとは限らず、使えると全てのシールドが使えるわけではないので注意が必要です。またNUCLO専用のシールド方式として ST Morphoというのも用意されています。あまり見かけませんが(ST純正のものしかない?)

ST-Link部分はこのボード専用としてだけではなく、切り離して(物理的orソフト的に)使うこともできるようです。なのでmbed対応ではないボードをmbed化するということもできるようです。Blue Pillの例はこちら。いずれ試してみるつもり。

コイツはmbedを試してみたくて買いました。
秋月電子なら1800円です。(RSオンラインだともう少し安い。)ちょっと試すだけなら安いしいいかなと。
今ならSTM32Duinoと呼ばれるSTM32をArduinoに対応させたコア(いろいろな種類がある)のうちST純正のArduino Core STM32(https://github.com/stm32duino/Arduino_Core_STM32)も対応しています。
しばらく放置気味でしたが、ちゃんと使ってみようかな。

 

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