突然リリースされた秋月のボード。1,280円(税込)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12236/

ESP32があるのに今更?と思うかもしれないけど、ESP32はまだまだ開発途上のようなものでESP8266の方が実用的である。また、ESP32はESP8266の上位モデルという位置であろうけど、後継機という位置づけではないので両立するモノなので誤解なきよう。

回路図見るとよく考えてるな、おっさん臭いな、とりわけ日本のおっさん臭いなと感じるわけです。仕様書読み込んで理解しつつ使い勝手も考えてと、当たり前のことをしているのに好感もてる作りではあります。(なんで仕様書で駄目って言ってる実装方法するかなというボードはままある) 基板パターンも仕様書通りかな。少し空き部分が気になるけど。
しかし、書き込み方式がいまやESPボードでは常識になっているNodeMCU方式じゃないところとか、説明書の回路図の書き方に、日本のおっさんのガラパゴス感というか哀愁を感じるわけです。まじめにきっちり作ってるし、技術力もあるけど、微妙に世界のトレンドには乗ってないというか。(おっさんという言い方は親しみ7割、皮肉3割で言っています。まあ僕もおっさんんですし。)

メーカーか代理店に使ってねと推薦されたであろうUSBラインのノイズフィルター(勝手な予想)とかUSB-シリアルのチップにFT234XつかってCB端子も外に出すとか、秋月っぽいなあと思ってしまうわけです。電源のノイズ対策とかも最近のこの手のボード見ていると厳重というかちゃんと考えてるなという感じがしますが、ほんとはこのくらいは普通なんですよね。

ネガティブな書き方をしてしまいましたが、今どきは見逃されがちなこういうこともちゃんと考えないと駄目なんだよということがわかる温故知新的なボードですね。買うか買わないかというなら、買うべきでしょう。

尚、写真では付属してきた細ピンヘッダは使わず、手元にあった普通のピンヘッダを使っています(黄色だけど)
ブレッドボードで両サイドに空きがでるサイズ。ESP-WROOM-02とほぼ同じ幅なんでかなり小さく感じます。
電源LEDはあるけどユーザーLEDはなし。

ESP-WROOM-32でボード作ったらどうなるかちょっと気になりますな。出ないと思うけど。

 

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