我らがvcc-gnd.comのSTM32F407VET6を搭載したボード。
AliExpress.com Product – STM32F407VET6 Mini version of the core board STM32 minimum system version
同じフォームファクタで同じ回路のSTM32F103VET6を搭載したボードもある。

vcc-gnd.com STM32F103VET6 miniボード

このボードもArduino化できる。ただし純正libmapleコアは今のところ対応していない。stevestrong氏のforkでは対応しているのでそちらを使うのが良い。
https://github.com/stevstrong/Arduino_STM32
氏はlibmaleベースでF407系の強化を行っている。F103系への貢献度も大きいので、そのうち本家にも反映されると思う。
それか、 GENERICかSTM Coreのいずれかを使うのが良い。これらの場合は自分でボードの定義(variant)を作る必要がある。どちらも対応方法はドキュメント化されているのでそれに従えばできるはず。ドキュメントはこちら。

GENERIC Coreの場合
https://danieleff.github.io/STM32GENERIC/add_board/

STM Coreの場合
https://github.com/stm32duino/wiki/wiki/Add-a-new-variant-%28board%29

通常のF407の設定で動作しないのは、このボードのクリスタルが25MHzだから。通常のボードでは8MHzの場合が多いので、書き込みはできるのですが正しく動作しない。(ST-LINK経由の書き込み時はクリスタルは使わないので書き込みはできる。)

micropythonは比較的簡単に動かせるので、それもアリだと思う。
https://github.com/mcauser/VCC_GND_F407
この設定ファイルを使って自前でビルドするのが良いが、ビルド済みバイナリも配布されるようになった。自前のビルドだとクロスコンパイルなのでビルド環境を整えるのが面倒だと思うのでビルド済みバイナリの配布は良い。が、僕の環境だと特にビルド環境整えることなくビルド通った。以前にSTM関連のツールのインストールしたりとかしてたので勝手に環境構築されていたかもしれない。

VCC-GNDはSTMの安くてそれなりなボードを沢山リリースしている。BluePillと呼ばれるボードもここのだったか… ただ英語情報は一切出してくれないので自分で調べる必要がある。

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