CROWD SUPPLYでファンドを募っていたボードが届いた。
Hornbill ESP32 Devというボード。
https://www.crowdsupply.com/explore-embedded/hornbill
Explore Embeddedというインドの会社によるもの。

今となっては目新しさはないかもしれないが、充電池が使えるタイプ。MicrochipMCP73831(データシート)という充電管理コントローラを搭載。過放電保護の機能はない。
USBシリアルのチップはESP32では定番のCP2102。
他と違うのはRTC用のクリスタルがデフォルトで搭載されているということか。
それ以外は特筆すべきことはないかなあ….
回路図はこちらのリンクから(PDF)
ブレッドボードで両サイドに空きが作れる幅です。

作りとしては中国製のものに比べると断然良い(本来はこのくらいが普通)。基板のカットの仕方がV字カッとかではなくOSH Park(https://oshpark.com/)っぽいミシン目タイプ。基板そのものつくり(レジストとか)もOSH Parkっぽいので、同じ製造マシンを使っているのかしら。

ちなみにESP32はrevision 1でした。そろそろ普通に出回ってきているかな。

あとついでにHornbill Protoというアドオンボードも購入しました。

SDスロット、RGB LED(シリアル系じゃない普通の)、SHT31という温湿度センサーが搭載されている。IR のLEDとReceiverを付けれるようにパターンだけ用意さている(トランジスタとか抵抗とかは予めついているのでLEDとReceiverだけ用意すれば良い状態)。
あとは見て分かる通りHornbill ESP32 Devを取り付けるようのパターンと汎用で回路を組めるような領域が用意されている。試作するには良いだろう。使いまわせるようなものではないけど。本体同様つくりはしっかりしています。しかし、最新バージョンの回路図が見当たらない。公開されているのは古いバージョンのもので、ほとんど同じだけどLEDと繋がるピンが変更されているので注意。バージョン違いの回路図はこちら。
https://github.com/ExploreEmbedded/Hornbill-ESP32-Proto/blob/master/Hornbill_PCB/Hornbill.pdf

今から購入するならTindileからか。
https://www.tindie.com/products/Sandeep_ee/hornbill-esp32-dev/
CROWD SUPPLYの方でも購入できるようになっているけど、値段が調達時のままなので今は実質買えないかも。本家のストアでもTindileと同じくらいの値付けになってるので。

中国製と比べるとお高い気もしますが、小さめのフォームファクタでちゃんとしたものが欲しいという人には良さそうです。

Share