US製。EzSBCという、おそらく個人か小さな会社?ブランド?によるボード。製品ページはこちら。
特徴的なのがRGB LEDが2つ付いていること(WS2812Bとかではない)。1つはUSBシリアルチップのFT231XSについていてRX/TX用でBが使われいない(貧乏性で勿体無いと思ってしまう)。もう一つはUSR LEDとでもいうかGPIO16〜18に繋がっている。購入時に既にプログラムが書き込まれていたみたいで怪しく光っていた。ピンが余計に食われてしまうけど、この試みは面白いかも。いわゆる最初のLチカがもう少しいろいろ試すことができるようになるので実用的にも悪くない。

回路図も公開されている
LDOが2つ?と思ったんだけどそうではなくて基板パターンと見比べてみると交換できるようになっているようだ。実物では12Vまで入力可というHT7333AというLDOが載っている。これ出力電流が250mAみたいだけど大丈夫かしら?全てESP-WROOM-32に回る分だし、スペックシート上は問題無さそうだけど。
あとは回路的に気になる部分は無いNodeMCU系のシンプルなもの。

基板の実装について。
写真でわかるけどベタグランドは無い。グランドパターンがノイズの原因になることもあるし、ベタだからといって完全0Vとかインピーダンス0Ωとかじゃないわけで、バカのひとつ覚えみたいに隙間あったらグランドで埋めとけ、それも両面に、みたいになるよりはマシかもしれない。よくあるEagleのデフォルト設定のまま基板デザインしました、オートルート使って無駄に迂回パターン多い、みたいな感じではないので考えて作ってるのかなとは思います。
昔メーカーで設計してましたみたいな感じするんだよなあ。90年代くらいまでのUS製電子楽器の基板のテイストがある。

ただUSB端子が、基板に張り付いてるだけのヤツなので注意したほうが良いかも。(開発元ではユーザーからの報告があったので補強してるとか、通常の利用なら交換するよとは言っている)

それ以外つくりはちゃんとしている。普段、中華製ばかり見てるのでアレだけどこれが普通なんですよねむしろ。

まあ、わざわざ買うベキかというと微妙だけど、中華製ボードのクオリティに疑念があるという人向けか。

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